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腸内フローラ3

2022/04/08

そのほか

こんにちは、にこにこスタッフ森田です。


腸内環境の状態は、便秘や下痢といった便通への影響だけでなく、体全身の免疫力とも深く関わっています。
また精神面にも影響している可能性があり、現在も様々な研究がおこなわれています。


腸内環境の良し悪しを左右する要因として、『腸内細菌』の存在が大きいと考えられています。
腸の内部には多くの数・種類の細菌が生息しており、腸内フローラ(花畑)とよばれています。

この腸内フローラを構成する細菌の種類やその比率は多様であり、ヒトそれぞれ異なっています。
地域や人種、年齢、発育環境の違いなど、まだまだわかっていないことが多いのですが、そのなかでも、食生活そして食文化の影響がとくに大きいと考えられています。

研究により、多くの日本人は海苔(生海苔)を消化・代謝する機能が備わっていることがわかっています。(日本人だけではなく、海外でも海産物の摂取の多い地域では同様の特性がみられます)
焼き海苔を消化する能力は、全てのヒトに備わっているのですが、生海苔に関しては限定されます。
この生海苔の消化には、日本人の腸内に存在する固有の細菌が関係していることがわかりました。

日本は四方を海に囲まれ、ずっと昔から海産物を食する機会が多い環境です。
その食生活が長期的に続けられるなかで、いつの間にか生海苔を代謝できる細菌が腸内に住みつき、共生関係が築かれたのではないかと考えられています。
アフリカや南米の先住民の腸内細菌を調べた研究によると、他の地域ではみられない特有の細菌が多く存在していたそうです。
日本人が生海苔を消化できるように、他の食材の消化・代謝に特化した機能が備わっているのかもしれません。


個々のヒトの腸内に生息する細菌(とくに善玉菌)の数は加齢とともに減少し、生息数の比率は変化します。
しかし種類自体は、年齢を重ねても一生を通じてそれほど変わらず、子供の頃から存在する細菌は「常在菌」とよばれます。常在菌は食事内容や抗生物質の使用により一時的には変化しますが、時間の経過とともに元に戻ります。

ヨーグルトなどの発酵食品を摂取すると、含まれる乳酸菌やビフィズス菌は一時的には腸内にとどまりますが、時間の経過とともに排出されます。
もし摂取した善玉菌が排出されてしまうのであれば、発酵食品を食べても無駄になるのかというと、そうではないようです。

発酵食品に含まれる乳酸菌やビフィズス菌は腸内を通過し排出されてしまいますが、その通過時に腸内に存在する常在菌(善玉菌)の増殖を助け、働きをサポートします。
また発酵食品に含まれる善玉菌が胃酸で死滅してしまったとしても、その死骸が腸を通過することで、善玉菌の働きが活性化することもわかっています。

腸内環境は、食事により善玉菌優位な状態になりますし、反対に悪玉菌が増加し、ヒトにとって有害な生成物が沢山つくられる場合もあります。

食事による腸内環境の変化は一時的なものであるため、健康な状態を保つためには善玉菌を活性化させる食事を続けていくことが必要です。
現在腸内環境が良くない状態であっても、食事内容を見直すことで悪玉菌は減少し、善玉菌優位な「元気な腸」に変化していきます。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                    


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